ネットワークエンジニア

客先常駐と自社への帰属意識

客先常駐と自社への帰属意識

中小企業のネットワークエンジニアは客先常駐が多いと思う。客先に常駐する事自体は決して悪くないが、どうしても自社との接点が薄れがちになってしまう。

中小企業の経営者やマネージャ陣の悩みとしては、散らばった社員の帰属意識が低い点だろう。

まあ、悩んだところでそういうビジネスなんだから仕方ないんだけど、自分の経験踏まえてこの辺を綴ってみようと思う。

 

 

客先常駐は自社への帰属意識低い問題

客先常駐とは自社ではなく、客先に出向いてそこで実務を行うことを意味する。必然的に自社との関わりは希薄となってしまう。

客先にいる顧客や同じような境遇の競合他社の人間との接点の方がはるかに強い。

人はとても「環境次第」な生き物なので、そこにいる人たちから受ける影響は大きい。自社の人間より仲良くなったり、仕事の進め方などで影響を受けたりするものだ。

その積み重ねにより、自社という存在がむしろ煩わしいものになってくる。

これは客先常駐ではあるあるな問題だろう。

 

 

帰属意識が低い原因は誰のせいでもない

自社のミーティング、飲み会はとても面倒なものだ。

そうした定期的なイベント以外にも、常駐先の業務がクソ忙しい時に限って自社の上司から注文が入ったりする。本当にウザいと思ってしまっても無理はない。

一方、自社側の立場からすると、企業を成長させるために色々な施策を打たなければならない。そのために現場側でできることを社員にお願いすることは当然のこと。

誰が悪いなどと、一概に決め付けることは難しい。

客先常駐している社員が理解すべきこと

客先常駐している社員は、自社がウザいと文句ばっかり言っててもしょうがない。

客先常駐というのは極論ではあるが、「顧客からの評価」と「自社からの評価」それぞれを獲得しなければならないゲームルールであると言える。

つまり、キャリアアップすることを目標とするのであれば、割り切る必要がある。

また、僕は割と評価が欲しかったんで、客先常駐している社員の中では、「お利口さん」な方だったけれど、そういった自社のしがらみが嫌で「自社なんかどうでもいいや」ってなる人も多いから、評価されるのは割と簡単だった。

みんなが文句ばっか言っているなかで、評価を上げる方がイージーゲームだ。

社員の居場所を自社に与えることができているか?

会社側も目標やイベントごとばかり社員に押し付けても意味はない。社員が反発するだけだ。

適当に目標やイベントをぶん投げても、協力的な社員も一定数いるだろうが、どうでも良いって思ってしまう社員も多いだろう。

クソほど無駄だと思える自社との関わりを改善するためには、普段客先常駐している社員が居心地が良いと思えるような雰囲気にするのが一番の改善方法だと思う。

客先常駐している社員は、一方的に思えてしまう自社の行動にウンザリしているが、上司や自社というものに興味や意識が全くない訳ではない。

可能であればしっかりと話すことが大切。自社の都合ばかり一方的に伝えるではなく、社員の考えていることや事情を聴いてみる。

会社と社員の関係が希薄になりがちだからこそ、こうしたちょっと気づかいが必要になってくると思うし、その気づかいができず放置してしまうことにより、大きな溝になっていくのだろう。